シェルスクリプトでランダムなパスワードを生成する：ワンライナー

/dev/randomか/dev/urandomといくつかのコマンドを用いて簡単にランダムなパスワードを生成できる．そうLinuxならね．
/dev/randomと/dev/urandomの違いは，以下の記事がわかりやすい．

ここでは，/dev/urandomを使う．中身を見てみると，なんやらわからない出力が得られるはず．

cat /dev/urandom

これをtrコマンドに入れる．trコマンドは本来文字を置き換えるためのコマンドで，指定した文字の削除や連続した文字を1つにまとめたりするのに使う．

cat /dev/urandom | tr -dc 'a-zA-Z0-9'

これで無尽蔵にランダムな英数字が得られる．記号も含めたいのであれば以下のように記号も割り当てる．

cat /dev/urandom | tr -dc 'a-zA-Z0-9!@#$%^&*()_+-=[]{}<>?'

ここから，foldコマンドを使って指定した文字列で文字を区切る．例えば32文字で区切りたい場合は以下のようにする．

cat /dev/urandom | tr -dc 'a-zA-Z0-9!@#$%^&*()_+-=[]{}<>?' | fold -w 32

これで無尽蔵に32文字のランダムな英数字が得られる．ランダムなパスワードが1つしか必要ない場合は，その先頭行のみを取り出せば良いので，headコマンドを使う．

cat /dev/urandom | tr -dc 'a-zA-Z0-9!@#$%^&*()_+-=[]{}<>?' | fold -w 32 | head -n 1

こうすればランダムな32文字のパスワードが得られる．あとはこれをシェルスクリプトで使えば良い．

#!/bin/sh

password=$(cat /dev/urandom | tr -dc 'a-zA-Z0-9!@#$%^&*()_+-=[]{}<>?' | fold -w 32 | head -n 1)

個人的なまとめ。